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塾長きまぐれ日記

一人当たり労働生産性

 テレビ東京で、100均のグッズを外国人に見せて、使ってもらって驚いてもらう番組がある。好きでよく見る。
 今日、妻に頼まれて、近所の100均ショップでドライバー6本セットを買った。これも100円。

 地理のテキストの手直しをするために毎年購入しているデータ本が届いた。
 2016年の日本の一人当たりり国民総所得は、37,930ドル。ドイツのそれは、43,850ドル。

 日本人は「働く方改革」を議論しなければならないほどめちゃくちゃ働いている。なのに、残業をせず、1か月とか長いバカンスをとるドイツ人より、一人当たり所得が低いのは許せない。

 日本人の生産性が低いのなぜなのか。専門家じゃないけど、思いつくまま挙げてみる。

 まずは、冒頭の100均。本当は500円の価値があるモノを100円で売るのはどうなのか。
 最近、食品の値上げがニュースになるが、遠慮せずもっとどんどん値上げすればいいのに、と思う。

 値上げしても、消費者が購入できればよいのだ。
 その意味では、40%を占める非正規労働者の待遇改善、同一労働同一賃金の実現は喫緊の課題だろう。

 過剰サービスという指摘もある。
 24時間営業のコンビニのオーナーが深夜営業をやめると違約金を払わされるらしい。
 少子化で足りなくなってきている貴重な労働力を、深夜営業の需要が低いエリアでも続ける意味があるのか。
 私がサラリーマンだったころ、精神的にきつかったのは、無駄な会議だ。無駄な書類作成でも時間を削られた。

 こう挙げてくると、もっともっとと急き立てられると、持ち前のおもてなしの心でがんばったり、Noと言えず周りに同調したりする日本人の文化が生産性を下げている面もあるのかと思えてくる。

 やるときはやる、やらないときはやらない。その方が、企業ももうかるのに。