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塾長きまぐれ日記

栃木県教員採用試験 2次試験を突破するために

 栃木県教員採用試験の最終合格発表から10日ほどが過ぎた。
 合格した人は早くに連絡してくる。合格しなかった人は連絡してこないか、してきても遅いことが多い。気持ちはわかる。

 面接も、論文も、集団討論も、練習して、その人の意欲や良さを十分に発揮しても、2次試験で不合格になる人もある。そのような人は、どうすればよいのか。

 これは推測だが、学生は既卒者とは別枠で、学生の中から一定数合格させる方針だと思われる。現役で合格するために最も重要と思われるのは、元気の良さである。学生時代は、いろいろなことにチャレンジし、様々なことを吸収して臨むことが、元気の証明の一つである。

 既卒者の場合、多くの方が学校で講師をしているので、差が小さければ、講師の経験年数が多い順から採用されているような傾向がみられる。養護教諭や採用人数が1名の教科の高校教員ではやや顕著である。採用人数が多い校種・教科の教員は、〝下剋上″も可能である。

 既卒者が小学校教員2次試験に合格するには、できるだけ常勤講師、できれば担任をもつことである。そこでしっかりとした成果を挙げれば、合格しやすいと感じる。二種免許の人は一種免許に切り替える努力をした方がよい。英語力の向上も有効だと思われる。

 既卒者が中学校教員2次試験に合格するには、できるだけ常勤講師をすることである。できれば学級担任や部活顧問をすることが望ましい。加えて、自分の教科の意義に対する深い理解が必要である。専門試験、教養試験で、可能な限り高得点をとることも必要であると感じる。

 既卒者が高校教員2次試験に合格するには、高い専門性を示すために、専門試験での高得点が必要であると感じる。特別支援学校に勤務する可能性もあるので、特別支援の教員免許をとることも検討した方がよいかもしれない。

 今年度合格できなかった会員の皆様が、来年度こそ合格できるよう、個々人ができる限りのことをやって欲しいと思う。