2025.10.18
2025.10.10
2025.10.02
2025.09.26
2025.08.24
テレ朝の番組を見ていたら、中高生の男子がなりたい職業の第一位に、17年間の調査で初めて、公務員が1位になったと伝えていた。女子は、芸能関係が1位で、2位が公務員だった。
コメンテーターは、「中高生が夢のある職業を選べるような世の中をつくることが大人の責任」みたいなことを話していた。
彼から見ると、「公務員」は夢のない職業というふうにも受け取れる発言だった。
中高生に公務員の志望度が高まっているとしたら、それは、夢のあるなしではなく、人工知能AIの影響だと思われる。
教育委員会の資料によると、AIの普及で現在の職業の50%はなくなる、とある。当然、生徒たちにも、そのような話が伝わっているのだろう。AIが普及しても、リストラされにくいのは、確かに公務員かもしれない。
蛇足ながら、公務員には、まちづくりという、他の職業に引けを取らない「夢」があることを付け加えておきたい。
2025.08.18
先日、20年前くらいに受講された方から、転職に関する相談があった。
安定はしているが、自分の能力を最大限発揮できていない現職を続けるか。ずっと努力し続け高度なレベルに達した能力を生かせ、ある程度まで収入の目処が立つようになってきた副業を正業にすべきか。
朝ドラのやなせたかしさんが、百貨店勤務を辞めて、漫画家を本格的に目指す姿と重なる。
自分がやりたいことをやった方がいいと個人的に思う。仕方なくするより、楽しんでできたら、さらにすばらしいと思うからだ。収入が不足したら、アルバイトでも何でもすればよいのだ。
昨日は、5年間くらい、公務員への転職活動をしてきた人が、ある役所に合格したと伝えてきた。
念願がかなったわりに、嬉しそうではない。
その人にとって、その役所は第三希望で、現職を続けた方がいいかもしれないと、迷っているらしい。
転職活動のエントリーシートを作成する中で、アピール材料を増やそうとがんばった結果、職場での評価が上昇し、現職のよさを再確認したという。
あれこれアドバイスしてきた立場としては、その役所に転職した方がいいと思うが、果たして。
2025.08.18
先日受験相談会に来られたAさんの話は、他にあてはまる方がいるかもしれない、と思って書く。
X社に長年勤めていたAさんは、地元のZ市役所への転職活動を数年前から始めた。X社には全国転勤があることと、X社で昇進したことによって、かえって自分の希望の職種に就けないことが主な理由だった。
X社に在職中、Z市役所の受験では、二次の面接試験で落とされた。それが数回繰り返されると、Aさんは、このままX社にいては、Z市役所が要求する職務経験が満たされないと考えて、Y社に転職した。
Y社に転職した翌年、Z市役所を受験したが、今度は一次試験で不合格になった。
Aさんは、何がよくなかったのだろうか?
一つは、Y社に転職してから数カ月しか経過していないことだと思われる。
正社員として転職したら、最低でも1年、できれば3年くらい職務経験を積んでから受験することが望ましい。
UPAでも、就転職後、わずか数か月で受験して、まずい結果になった人達を数多く見てきた。
不合格になる確率が高いのに、そのことを黙ってサポートするのは、気が引ける。というより、本気でサポートする気が起こらない。
よって、UPAでは、短期間で受験することについて、やむを得ない理由がない限り、入会・受講はお断りしている。
もう一つは、X社での働き方だ。
これは、推測にすぎないが、転職活動を熱心にする人は、目の前の仕事を手を抜く、あるいは、淡々とこなすだけになることが多い。
もし、転職活動をせず、X社で抜群の成績を残せば、かえって合格しやすいだろうに、と思う。
面接で不合格になったら、転職先が求めるような人材になるまで、仕事に専念し、結果を残すべきだ。
それが難しいなら、高度な資格を取得するなど、自己研鑽に励むべきであろう。
落とし穴を回避するには、「急がば回れ」である。
2025.07.21
2025.07.04
栃木市役所で、公務員経験者を採用する試験の案内が発表された。
30年ほど、栃木県内の公務員試験の受験サポートに携わってきたが、初めてである。
そう言えば、今年になって、埼玉県内の市役所でも、公務員経験者は教養試験を免除するという試験案内を見た。
確かに、介護などで退職した優秀な人を再雇用するには、よい方法かもしれない。
これまでは、栃木県内では、A市職員からB市職員への転職というのは、数が少なく、ハードルが高かった。
社会人採用でも、民間企業で職務経験を積んできた人の方が圧倒的に有利だった。
人口減少時代に、あの手この手で、自分の自治体に人口を引っ張ってこようとする時代である。
それをやっても、悲しいことに、日本全体では、人口は移動するだけで総数は増えないのだが、競争に勝たないと、自治体自体が消滅の危機に立つことになる。 やむを得ない。
栃木市役所の公務員経験者募集は、人手不足、人材不足を象徴する出来事になるのだろうか。
2025.05.03