予約がない時刻にもかかわらずノックがあった。教材の手直しがあと一歩で終わるというときに中断されたので、業者か？とやや不機嫌に応対に出たら、専門学校講師時代の最後の年に担当した生徒だった。すまん、すまん。
近くの交番勤務になったので、立ち寄ってみたという。15年ぶりだが、警察官ぽくなく、ひょうきんさは当時と変わっていなかった。警部補に昇進し、結婚して、子どももいて、順調そうなのが何よりだった。
警察組織は、上下関係が厳しく、ぴりぴりしているというイメージをもたれがちだが、近年はそうではないらしい。別の警察官も言っていたから、本当なのだろう。
警察官志望者が減少し、質の低下が懸念されている。競争率の低い今なら、独学でも合格できる。正義感のやや強い人は、ぜひチャレンジしてほしい。