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塾長きまぐれ日記

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塾長きまぐれ日記

利益と合格可能性と

 非常勤講師をしている専門学校の担当者から、忘年会のお誘いがあった。二つ返事で参加する旨を伝えた。
 今年度の生徒たちの合格状況を聞き、100%を実現できなかったことをわびた。
 話の流れで、来年度の入学状況を尋ねた。専門学校は仮に1人でも入学許可を出すと必ず開講しなければならないらしい。

 UPAは塾ゆえ、許可・不許可とか、合格・不合格とかという話はない。
 が、だれでも引き受けるというわけでもない。利益は重要だが、UPAを利用しても合格する可能性が10%未満と判断される場合は、別の選択肢を提示することになる。
 例えば、学校を卒業後、3年間正社員として働いたことがないという方が来られた場合、面接で不合格になる可能性が高いので、まずは民間企業などへの就職を勧める。
 ただし、それがやむを得ない理由、例えば、祖父母の介護をしなければならなかったのであれば、引き受ける。

 たかが塾なんだから、誰でも彼でも引き受ければいい、という考えもある。
 合格可能性が10%未満というのも、経験からそう思うだけで、全くのゼロではない。努力次第では奇跡が起きないとも限らないから、引き受けるのがプロではないかという意見も理解できる。
 わかったうえで、やはり、その人の人生の一部を引き受ける以上、そして、努力だけではどうしようもない面接試験がある以上、やはりUPAでお役に立てそうな人だけを引き受けたいと思う。

 だから、UPAは受験相談会に来た人を勧誘しない。
 だから、入会していただいた方の合格可能性は、UPA的には50%を超えている。