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塾長きまぐれ日記

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面接のセカンドオピニオン

 病名がわからないとき、あるいは、なかなか治らないとき、人は別の医者の診断を受けて、所見を聞く。それによって、本当の病名がわかったり、より適切な治療法が見つかったりする。

 なかなか公務員の面接試験で合格できない人が、同じようにセカンドオピニオンを求める気持ちはわかる。
 特に、バイトもサークル活動もせず留年した学生、転職回数がやたら多い社会人、非正規雇用が長い人など、ツッコミどころが多い人は、どう答えていいのか迷い、一度落ちたところで、これではまずいと気がつく。そして、サポートを求めて、予備校の門を叩く。

 では、セカンドオピニオンを求めて、2か所の面接指導を受けるとどうなのか。似たようなアドバイスなら迷わないだろうが、2つのアドバイスが180度違ったら、その人はどのように判断すべきだろうか。
 実際、教員を受験している人が、他所の予備校で受けたという面接のアドバイスは、私なら絶対にしない内容だったので、思わず憤慨した。まるで落としてください、と言わんばかりの内容であったから。

 「黒歴史」の理由、長さ、回数、年齢、その後予想される質問、その人のキャラクター、いろいろなことを総合的に判断して、アドバイスをする。
 いくら歴史の長い、大規模な予備校でも、担当した講師が適切なアドバイスができるかどうかは、わからない。