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塾長きまぐれ日記

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栃木県教員採用試験の変更について

 2022年度実施の栃木県教員採用試験について、2つの変更点が発表された。
 まず、年齢上限が45歳未満から60歳未満に引き上げられた。すでに、茨城県などが実施している受験者の減少の中で、多様な人材を確保する意味でよいことだと思う。
 ただし、教員の働き方改革を推進し、教員という仕事が若者にとってより魅力ある仕事にする努力はさらに進めてもらいたいと思う。

 2つ目に、小学校学力試験の技術系科目は、音楽、美術、保健体育、家庭の中から1科目選択だったのが、英語を加えて、5科目が必須解答になった。
 英語を加えるのは、学習指導要領の改定に合わせたもので、理解できる。
 しかし、技術系4科目を必須解答にするのは、小学校でも専科を増やすという流れに逆行するもので、いかがなものかと思う。スペシャリストなのか、ゼネラリストなのか、どっちを求めているのか、はっきりしない。
 また、これまで、技術系科目の配点は20点分だったが、20点のままなのか、もっと増やすのか、はっきりしないのも、受験生を悩ませる。一日も早く、発表してもらいたいと思う。
 個人的には、これまで通り音楽、美術、保健体育、家庭の中から1科目選択させ、10点分にし、英語は必須解答で10点にするのが、よいと思う。