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合格体験記

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合格体験記

栃木県社会人採用(令和元年度)

令和元年度 栃木県社会人採用合格(30代男性 S・Aさん)
 
■私の概略について
・県内高校~県外の国立大学(東北地方)を卒業後、東京に本社がある販売会社へ就職。会社では営業職を中心に職歴を重ねる。
・2018年度に宇都宮市ⅠBを受験し1次突破したあと、面接などをどうしようか考えていた時に家族より当校があることを知らされる(この年は不合格)。
・2019年度はエントリシートの記載方法などから相談させてもらい、最終的には栃木県社会人枠での合格を得る。

■UPAを選んだ理由について
・最初のグリーティングにおいて、良くも悪くもストレートに話をしてくれたから(もしかすると、面接相手によってストレート加減は変えているのかもしれませんが)。
・栃木県内の空白の期間で栃木がどのような状況になっているのかを知ることができると思ったから(面接でこの空白の期間について質問があったら困ったので)。
・科目選択ができてメールでのやり取りも可能だったから(県外在住なので、メールのやり取りは非常に重要なファクトです)。

■栃木県対策について
①エントリー~一次対策について
・実際に対策を始めたのは8月中旬の夏季休暇からです、この時点では高橋書店から販売されている『無敵の地方公務員【初級】過去問徹底分析:A』を購入し、帰りの電車で読み始めた程度です。また、同時に資料解釈に初めて取り組むため、実務教育出版から販売されている『新スーパー過去問ゼミ5文章理解・資料解釈(地方上級/国家総合職・一般職・専門職):B』を購入はしました。
・先生のアポイントをとり、上記2冊で対策を進めることと、模擬テスト一式と問題集(数的処理、判断推理)を購入しました。
⇒模擬テストは翌日午前に90分リミットで挑戦して半分の25問正解でした。後日のアポ時に先生に相談したところ「25問なら十分」との話があったので、ケアレスミス防止と1問プラスをどうするかを本番までに対策することにしました。
⇒問題集は月内に全部対応して、間違えた問題を何度もノートへ書き込み、解答までの行程を叩き込みました。
・私の場合、電車で勤務地へ通っているため、通勤時はAを読み帰宅時にはA半分とB半分といった割り振りで読みました。短期間で全分野を対応するのは不可能だと思ったので一部科目を捨てることにしていましたが、それでも1点の保険が欲しかったのでAの参考書で一日あたり3分はどの科目も目を通していました(※後術します)。
・この一方で栃木県の場合は「論文」が一次試験で発生します、この対策についてはメールでやり取りさせていただきました。
・ただ、私の仕事は8月下旬~10月中旬がピークであることに加えて、一次対策中は台風15号の影響で論文対策に手が回らない日々が続いてしまいました。結果的には、5~6往復で完成させることが出来ました。この後、論文は試験1週間前から一日あたり10分は目を通す(場合により音読もした、音読の理由は後術)ことを日課にしました。
・また、対策というには失礼かもしれませんが、外郭団体の試験もひとつ受けました。試験の空気を肌で感じるためです(これも、後術あり)
・試験前日に先生にアポをとらせてもらいつつ、実際の試験会場まで歩いてみました。場所の再確認と当日に自分が緊張していた時に何が出来るかを、事前に把握しておくためです。

■1次試験当日~振り返り
・普通に緊張もしていなかったので、JR宇都宮駅に着いてからお昼に飲む用のコーヒーを購入(PRONTでマグに入れてもらった)、中間地点のコンビニでお昼を購入し試験会場までリラックスして歩きました。
・一般教養は90分で往復して解答して数的処理で2問が残った状況、この2問のうち1問は確率の問題だったので全部書き出して答えを導き出しました。やはり、時間があると確実に1点をとれる可能性は出てきます。
・論文対策については、先生の準備がうまくいったので、誤字脱字の注意と文字の清潔さに注意を払いました。
・振り返ると、捨て科目を作ったけど「1日3分」という時間で目を通した科目で得意分野だったはずの科目をフォローできたので、結果的には良かったのかなと思っています。

■2次対策について
・1次の結果発表までですが、このタイミングで台風19号が来襲して仕事がグチャグチャになったこともあるので、結果発表までは何も対策はできませんでした。一次結果を確認してから直ぐに先生のアポをとり、2次対策(面接の基になるシート作成)を開始です。
・シートを作成しながら面接での模擬質疑をしながら、先生から「こういう分野は?」みたいな助言をもらいながらシートは完成させました。
・また、ここで外郭団体を受験して良かったと思ったことがあります。

■2次試験当日について
・試験会場は本丸(笑)の県庁です、このため試験会場で飲むコーヒーはドトールで購入。この日は少し緊張してる?という感じだったので、落ち着いてコーヒーが飲める場所でリラックスしてから会場へ向かいました。
・午前中は適性検査を無難にこなして、そのあとは面接2連続です。買ってきたコーヒーと家から持参した白湯の飲みながら、緊張はし過ぎずでもリラックスし過ぎないように注意しながら面接へ向かいました。
・試験案内にも記載していますが、口述Ⅰは社会人経験での職歴を中心とした質疑応答をベースに面接が進んでいきます。口述Ⅱは、自身の人生経験を中心とした質疑応答をベースに面接が進んでいきます。
・どちらも、先生との模擬体験した内容が8割ほどでした。他の試験でもそうですが、先生との質疑応答と面接官との質疑応答は、質疑は同じでも応答は相性があるとは思います、これは運だと思いますので割り切ってください。逆にその場で割り切れないと、あまり良いことは無いと思います。

■全体を振り返って
・まずは、特殊な理由がない限り、外郭団体を受験できる環境であれば挑戦すべきだと思います。私の場合、栃木県外に在住勤務のため交通費は嵩みましたが、受験したことにより視野を広げることができ、また「栃木県の面接でこういう質疑が出たらこう応答をしよう」と勉強することができました。
・試験当日ですが、自分がある程度はリラックスできる準備をしたほうが良いと思います。意外と自分は大丈夫と思っている人ほど危ないです。私はコーヒーが好きなので、携帯マグでコーヒーと白湯を準備して、これで適度な緊張とリラックスをキープできました。
・あと、新聞を読むことも大事だとは思いますが、読書もしたほうが良いと思います。最大時は年間100冊くらい読んでいましたが、ここ2年は年間50冊ほどです。文章理解の対策にもなりますが、知識や見分を広めて自身の考えに有機的に結び付けられる学習としておススメです。

■公務員を今後目指す人に向けて(偉そうなこと言ってゴメンナサイ)
・私は大卒なので高卒の人へのアドバイスは出来ません、他の合格者の人が体験記をアップしてくれることを希望します。
・大学生の人は、とりあえず勉強以外のことにも真剣に取り組んでください。現在の民間企業で面接官も経験していますが、弊社の場合は勉強以外に取り組んだモノを感じられないと判断すると1次面接で落選させるというルールがあります。おそらく、公務員も似たような部分があると思います(栃木の1次はさておき、他の外郭団体ではそんな感じ)学生時代でないと“気軽に”色々な体験を積むことはできません。例えば、カフェのバイトや家庭教師など、社会人になったら簡単に副業やボランティアでやっていけるものではありません。ある意味、このモラトリアムな期間を、“歩いて”過ごすのか“助走して”過ごすのかを長いようで短い時間ですが自身で判断して過ごしてみてはどうでしょう。
・社会人の人は、自身でとがった分野を作りつつも、満遍なく器用貧乏にならない自分自身を身につけることが必要なのかなと思っています。私はある意味、仕事でも仕事外でも少人数ですが恵まれた仲間に出会い、色々な経験を積むことができました。その経験は、たまたま今回の公務員試験でも活きた分野もあります。「人生万事塞翁が馬」、何がどうなるかわかりません。

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