平成25年度実施 ◎栃木県教員(小学校)
◆1次試験
□昨年度の採用試験に落ちてから、「私は独学よりも、誰かに教えてもらうほうが良い」と思い、UPAの受講を決めました。都心の教員予備校と比較して料金が良心的だし、少人数形式であるところが魅力でした。
□通信講座を受講しました。しかし、大学の卒業論文や実家に戻るための引っ越しに追われ・・・教材はたまっていく一方。本格的に問題演習を始めたのは、4月中旬とかなり遅いスタートでした。非常勤講師の研修会で知り合った友人と、退勤後に近くの大学の図書館で2、3時間ほど勉強をしました。
□UPAの教材は栃木の傾向を熟知していて、分かりやすかったです。まず、教材と一緒に送られてくるA4サイズの「各科目の出題傾向・分析」をよく読み、とりかかる科目の優先順位を決めました。数学と生物、地学、歴史を重点的に勉強しました。
□昔から図説やカラーの教科書を見ながら覚えると頭に入りやすかったので、塾講師のアルバイトで使っていた中学受験用のテキストを副教材にしました。小学生向けに作られているので、頭に入りやすかったです。
□通信教材は栃木の過去問とその類似問題が載っていたので、いくつかの類似問題を解きながら、解答のポイントを見つけることができました。テキストや解説はとても詳しく書かれていたので、熟読して理屈を理解しました。
□理屈を理解するために、頭の中で「友達に教えるなら、どうやって教えるか」シュミレーションしながら整理していました。そうすると論理的に考えることができました。
□勉強の合間に、一緒に勉強した友人と話すことが一番のリフレッシュ法でした。他愛の無い話から試験の話、将来の話など・・リフレッシュしながらモチベーションを上げることができました。
□私は勉強に取り組んだ時期が遅く、模擬試験も本番も、合格するか否かの微妙な出来でした。もっと早い時期から取り組んでいればここまでハラハラしなかったのに・・と反省しました。
◆2次試験
□筆記試験が終わったらすぐに、面接ノートを作り始めました。栃木の過去問や過去の試験で聞かれたことをピックアップしてまとめ、友人と面接練習をしました。
□「生徒指導提要」「とちぎの教育振興ビジョン」「とちぎの求める教師像」を読みながら面接ノートをまとめました。わたしはこの3つを「三種の神器」として崇め、重宝しました。本番の個人面接では、この「三種の神器」に載っていたことをそのまま聞かれたので、スムーズに答えることができました。おすすめします!
□三種の神器を使って教育用語・とちぎの求める教育観を理解することができましたが、自分の考えや教育観も育てなくてはならないと思いました。マニュアルどおりに答えるのはタブーだと思ったからです。
□大学時代に授業で「学級経営案」を作ったので、それを読み返して自分の教育観を形成していきました。どのような学級をつくりたいか。子どもたちにどのように育ってほしいか。そのためにはどうやって支援・指導していくか。具体的に考え、まとめていきました。
□非常勤講師の仕事で学んだこと、経験したことを仕事後にノートにまとめていたので、それを面接にいかすことができました。経験は最大の武器だと思いました。
□表情、声の調子、話し方の癖を知るために、友人に面接官役になってもらいながらICレコーダーで録音をしました。客観的に分析することができました。
□1次試験の発表後に、先生に面接と論作文を見てもらいました。先生はとても的確にアドバイスをくれるので、とても参考になりました。普段の面接練習では言葉に詰まることなくスムーズに答えられたのに、先生が面接官になるととても緊張しました。とても有意義で実りのある時間でした。反省点や課題は練習後にリストアップして、家でまとめ直しました。
□本番の面接では、社会面から教育面まで、あらゆることを聞かれました。受験番号が前後の人も「意表を突くようなことを聞かれるので混乱した」と言っていました。ペースを乱されそうになりますが、めげずに落ち着いて答えることが大切だと思いました。
□2次試験の会場では、UPAを受講しているひとたちに何人か会いました。一緒に練習をした人たちと励まし合うことで、勇気とやる気がわいてきました。本番の集団討論のメンバーにもUPAの方がいたので、落ち着いて発言することができました。
◆メッセージ
私はUPAを受講する前は「非常勤の仕事はせず、無職で試験勉強に取り組もう」と思っていました。その考えを根本から覆してくれたのが窪田先生でした。先生に出会っていなければ、合格していなかったと思います。非常勤の仕事をしつつUPAの勉強をすることでメリハリがついたし、一緒に頑張れる仲間に出会えました。
本当にありがとうございました。4月からも、頑張ります!