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塾長きまぐれ日記

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人手不足時代の公務員試験

 栃木市役所で、公務員経験者を採用する試験の案内が発表された。
 30年ほど、栃木県内の公務員試験の受験サポートに携わってきたが、初めてである。
 そう言えば、今年になって、埼玉県内の市役所でも、公務員経験者は教養試験を免除するという試験案内を見た。
 確かに、介護などで退職した優秀な人を再雇用するには、よい方法かもしれない。
 これまでは、栃木県内では、A市職員からB市職員への転職というのは、数が少なく、ハードルが高かった。
 社会人採用でも、民間企業で職務経験を積んできた人の方が圧倒的に有利だった。

 人口減少時代に、あの手この手で、自分の自治体に人口を引っ張ってこようとする時代である。
 それをやっても、悲しいことに、日本全体では、人口は移動するだけで総数は増えないのだが、競争に勝たないと、自治体自体が消滅の危機に立つことになる。 やむを得ない。
 栃木市役所の公務員経験者募集は、人手不足、人材不足を象徴する出来事になるのだろうか。